2009年07月14日

美味しい猫缶をくれる人

美味しい猫缶をくれる人



うちのポーの主食は基本的にドライフードだ。それは小さいときから変わらない。時々猫缶を買ってきてあげていたけれど、猫の習性で食べ残すことが多いので、一人暮らしだった僕と同居していたポーはもっぱら、子猫の時からドライをカジカジと食べているのを常としていた。

村上春樹のエッセイ(雨天炎天―ギリシャ・トルコ辺境紀行)に、ギリシャの山の中の修道院にいる猫が、とてもまずそうなエサを与えられても、それが世の中で一番美味しい食べ物であるかのようにピチャピチャと食べる、という描写があったけれど、食生活は日ごろの習性によるものだから、ポーも当たり前のようにドライフード食べる。

しかし、ここ数年、隣家に住む義母がポーのために、高そうな小さな猫缶(TVでCMしているようなヤツ)を買ってきて与えてくれている。

ポーも美味しいえさをくれる人がわかっているらしく、玄関で物音かするとイソイソお出迎えをするようになった。


先日、僕が帰ってきたときのことだ。
居間にいたカミサン報告によると、玄関で音がするので例によって、ポーが「わーい」とドアの前にやってきて、お座りしていた。

入ってきたのが義母でなく僕だとわかると、ポーは、

「なんだ、おまえか…」という感じで、プイッと横を向いたという。

美味しいご飯をくれる人をよく分っている、とカミサンが笑いながら言っていた。




雨天炎天―ギリシャ・トルコ辺境紀行 (新潮文庫)

posted by ころすけポー at 01:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 猫の思い出 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/123447204

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。