2006年03月25日

第33話 ともに白髪の生えるまで

ともに白髪の生えるまで



白髪

猫に白髪というものがあるのかどうか解らないが、黒猫は年を取ってくると白い毛がところどころに生えてきて銀色になるらしいという。

猫だけでなく犬でも年をとると顔の周りがなんとなく白くなってきくるし、そういうジジムサイ犬は近所にもいてなんとなく解るのだが、猫も特に黒猫もそんなふうになるのだろうか。

ポーは今年の秋には17歳になる老猫だけど、まだ顔の周りに白い毛は生えてきていない。

銀猫になるのはまだ先のようだと思っていたら、先日足の先に白い毛が生えているのを見つけた。

左足のつま先の毛がごま塩のように見える。ホコリにまみれて汚れているのではなくて白い毛がまばらに生えているのだ。まだ左足の先にだけだけど、それを見つけたときにはショックだった。まだ元気に本棚にジャンプしているポーだけど、彼も確実に歳を取ってきているのだ。

考えてみればポーを飼い始めたときには僕はまだ独身だったし、それから長い年月が二人(僕とポー)の間に通り過ぎていった。同居人も増えたしポーよりも10歳年下の我が家の長男も今年小学校に入学するのだ。

そうかぁーお互い年を取るはずだなぁ…と僕はポーと話し合っている。

年を取ると月日の流れるのが早い。たぶんそう感じられるだけで実際には同じ時が流れているのだろうけれど、僕もポーも出合ったあの時とは違う時間に生きているのだと実感している。

でも、子どもが生まれる前、あるいは同居人と出会う前の僕のことを知っているポーがかたわらにいてくれるだけでどれだけ心癒されただろうと考えると、僕にはだんだんと銀猫になっていくポーがかけがえのない『同志』のように思えるのだ。



posted by ころすけポー at 05:25| Comment(2) | TrackBack(0) | 猫の思い出 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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