2005年05月30日

第27話 猫と幼児の会話



オテ、オスワリといった芸を猫はほとんどしない。我が家の黒猫ポーの唯一の芸というと、呼ばれると返事をすることだ。
ポーと呼ぶと必ず「ゥン、ふにゃぁー」と返事をしてくれる。

ガク(次男1歳半)がこのポーの鳴き声にうれしそうに反応するようになった。


言葉を覚え始めたガクは誰かのマネをすることが面白いのか、猫や犬の前でも同じ事をして遊んでいる。言葉としてまねているのではなく、聞こえてくる音をそのままマネているようだ。

ポーの部屋にガクがやってきて二人で「お話」をしている。黒猫のポーとガクはなかよしだ。
動物が好きになるように、ふさふさの毛をなぜさせたり、エサをあげるところを見せたり、いろいろ仕向けて少しずつ慣れさせていったから、ガクは猫や犬に平気で近寄っていく。

ポーの方は歳をとって、若い頃と違ってあまり人見知りしなくなってきた。性格がまるくなったのだろう。猫だから丸くなるのは得意なのか、近頃『人間』が出来てきたようだ。(猫だけど…)


ガクが黒猫ポーの鳴声にあわせてまねをし始めるとなかなか終わらない。幼児特有のしつこさで何回も何回もそれをくり返すのだ。

「ニャーニャァァアー」

「にゅやぁーにゅやぁー」

というやりとりを聞いていると、まるで猫と会話をしているようだ。

黒猫のポーは人間の年齢で換算するともう80歳は超えている。そろそろ化け猫になろうかというジイサン猫だから人の言葉なぞ軽く理解しているにちがいない。
一方、ガクの方はまだ生まれて1歳半しか生きていない。人間に換算しても1歳半だ。

そんなガクに、ポーの方が仕方なくつき合ってくれているのだろう。

幼児のガクもまだ人間になりきっていないところがあるので、動物のいうことがわかるのかもしれない。おそらく全部がわからなくても、ポーの言っていることが少しは理解できるのだ。

何を話しているのか、にゃあーにゃあーと言い合っている2人は、なんだかとても楽しそうだ。




posted by ころすけポー at 21:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 猫と子ども | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月03日

第26話 猫のトイレ掃除



ポーのトイレ掃除はいつも僕がやっている。一人暮らしをしていた時はもちろん僕しかネコ砂の掃除をする者はいなかった。
結婚した後カミサンもポーの世話をするようになったけれど、妊娠が発覚してからは、カミサンはえさの世話をするだけでウンチの方はもっぱら僕の当番になってしまった。僕にはよく分からないのだが、妊娠中は猫の糞にはあまり触れない方がいいらしい。
そのとき生まれた長男はもう幼稚園児になっているけれど、今でもその習慣が続いている。

この前、金魚の水槽を洗っている時にふと思った。
(この金魚もエサをやるのはカミサンの方で水槽を掃除したり水を替えたりするのは僕がしているのだ。)
飼っているペットにエサをやることは誰にでもできる。エサやりはペットも喜んでくれるし、与える方も楽だ。子どもでも喜んでできるくらいだから…
でもその出口の方、排泄の世話をする方が本当は大事なのだ。生き物と一緒に暮らしていく上で一番大事なのは清潔な環境を整えてやることやペットの健康に気を使うことだ。
その原点はウンチの世話にこそある。
めんどくさいけれど、生き物を飼うというのはそういうことだ。

ポーのネコ砂を入れ替えてきれいに掃除していると、必ずポーがにおいをかぎにやってくる。入れ替えたばかりの砂の臭いをかいで見たり、あたりをフンフンと確認しているのを見るたびに、小姑の掃除チェックのようだと思っていたけれど、ポーにはきっと誰が一番自分の世話をしてくれているのかわかっているに違いない。

掃除をしているとやってくるのは、僕にお礼を言いに来くるのだ。

「いつも、ありがとう」

ネコらしい無愛想な態度ではあるけれど、彼なりの感謝の気持ちを表そうとしているのかもしれない。
posted by ころすけポー at 13:29| Comment(1) | TrackBack(2) | 猫の思い出 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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