2005年03月29日

アポリネール「猫」

 

「猫」

僕は持ちたい

家の中に

理解ある妻と

本のあいだを歩き回る猫と

それなしにはどの季節にも

生きていけない友だちと

    ギョーム・アポリネール
    堀口大學 訳



今は昔、大学生だった頃、教室の机にアポリネールの詩を落書きしていると、翌週その机の落書きの横に新たな詩が書き加えられていた。



「猫」

私は持ちたい

家にはあまり居ずに稼ぎだけは多い夫と

飲まず食わずの猫と

それなしにはどの季節も

生きていけないアルコールと

    ギョーザ・タベテネール
    ○○大學 訳






著者: アポリネール, 堀口 大学
タイトル: アポリネール詩集
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2005年03月28日

贋作吾輩は猫である



著者: 内田 百けん
タイトル: 贋作吾輩は猫である―内田百けん集成〈8〉 ちくま文庫

本家の漱石の「猫」よりもこの贋作「猫」のほうが面白い。

水がめにはまって死んでしまった漱石の猫が時空を飛び越えて百間のことにやってくる。

40代の漱石よりも60代の内田百間(漱石の弟子)の文章のほうが奥が深い気がすると初版本で伊藤整が書いている。

うどんを食べている来客を前にして、(自分は晩酌がまずくなるから食べない)洋の東西を問わずして細くて長いもの、スパゲッティやヌードル、麺、そばうどん…を人類が食べているのは、人間がかつて原始時代に自然界にあった細くて長いものを食べていたからだと百鬼園先生は説く。

自然界にあった細くて長いものを食べた、のど越しのおいしさを記憶しているから、人間は麺を加工するようになった。自然界にある細くて長いものというと…。

それもフォークや箸を使わずに手づかみで、冷たいもの(冷やしうどんなど)を食べるほうがいいという。だって、そのほうが、

「虫を捕まえたようで、うれしいぢゃないか」

聞いてる猫もあきれるような話がうどんをすする来客の前で延々と続いていく…。

  


  


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2005年03月26日

第24話 飼うなら、オス

我が家の黒猫ポーはオス猫だ。
いま飼っている犬のコロもオスだし、僕が子どもの頃飼っていた犬もオス犬だった。

考えてみると、僕は“メス”の生きものを飼ったことがない。昔飼っていた十姉妹はつがいだったけれど、僕の飼う生き物はほとんどがオスなのだ。
ペットの飼い方の本によると、犬でも猫でもメスのほうが飼育しやすいと書かれている。発情期にさえ注意をしていたら、メスのほうが情感が豊かだし大人しく、家族の一員になりやすいらしい。

でも、僕はオスたちとしか付き合いがないから、メスの犬や猫はどうもなじめない。一緒に暮らすならオスのほうが親近感がわきやすくて好きだ。

もっとも、ポーは最初もらってきた時には、飼いやすいという理由で『メス猫』だと言われてもらってきた。(実はオスだったという話は以前書いた。2話

今ではオスでよかったと思っている。

我が家の二人の子どもも男の子だ。

オスばかり…


と、ここまで書いてきて気がついた。そういえば、僕もメスを飼ったことがあるというか、現在進行形で今も飼い続けているのだった。いまも家の中をわがもの顔で歩き回っているメスの動物…

ペットは飼い主に似るとよく言われるけれど、こいつは僕には似ても似つかない。
まったく、このメスときたら、飼い主の言うことは聞かないわ、うるさく吠えるわ、大食いで大酒飲みだし、ペット関係の本に書いてあることとは大違いで、飼いにくいことこのうえない。

ペットショップにこの手の動物が置かれていないのは、おそらくこの『飼いにくい』という理由によるものなのだろう。

飼うならやっぱり、オスが一番だ。
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2005年03月23日

猫のいる日々

猫のいる日々


著者: 大仏 次郎
タイトル: 猫のいる日々

大佛次郎が大好きな猫のことをあちこちで書いた随筆を一冊にまとめた本。

小猫で鈴をつけてよく庭に遊びに来るのがあった。時間が来ると、いつの間にか帰ったと見えて姿を隠し、また明日、やってくる。かわいらしい。どこから遊びに来るのかと思って、ある日、

「君ハドコノネコデスカ」

と荷札に書いて付けてやった。

三日ほどたって、遊びに来ているのを見ると、そこに

「カドノ湯屋ノ玉デス、ドウゾ、ヨロシク」

と書いてあった。


  
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2005年03月21日

黒猫ポーなつかしの写真集(その5)

アパートから新居に引っ越して間もない頃

ポーも不安だったのか…
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パニックになっているポーが、恐がって僕の腕に噛みついてきた。
「うわぁー、なにすんだよぉー」
叫んだのもつかの間、プス、プスという音がしたと思うと、牙が上下4本、左腕の皮膚を突き破って、きっちり・・・(第8話「恐怖の館、真夜中のギター事件」より)


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そんなこともあったか?


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記憶にございません…



    
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2005年03月20日

ジェニィ



著者: ポール・ギャリコ, 古沢 安二郎
タイトル: ジェニィ

突然真っ白な猫になってしまったピーター少年は、家を追い出される。

雨の中、冷たい人間たちに追い払われて、意地悪なボス猫にいじめられるピーター。
やさしいメス猫ジェニーと出合って、二人は恋と冒険の旅に…。

書いてて照れくさくなってしまうが、
猫になったときの描写が、凝っていて、この作者はとても猫好きのやっちゃなぁーと思わせる作品だ。

大好きなジェニーを助けるために、ピーターが貨物船から海に飛び込むシーンでは泣かせてくれる


  
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2005年03月19日

夏への扉



著者: ロバート・A・ハインライン, 福島 正実
タイトル: 夏への扉


主人公が買っている猫(ピート)は毎年冬になると、家中のドアというドアを全部、主人にねだって開けさせてまわる。
この猫は寒い冬が嫌いで、家の中の何処かのドアが『夏』につながっていると固く信じているのだ。
猫がこの欲求を起こすたびに飼い主は猫についていってドアをあけて回る。
ピートはどんなにこれをくり返そうとも、夏への扉を探すのを決して諦めようとはしない…

という書き出しで始まるこの本は、ハインラインの数多い作品の中で、僕が一番好きな小説だ。
今どきSFなんて、などと思わないで、一読してみてください。ゼッタイ面白いですよ。
posted by ころすけポー at 20:29| Comment(0) | TrackBack(0) | ネコの本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月15日

第23話 香箱座りとハゲ

猫は何かの上に座りたがる。この場合の座るというのは『香箱座り』のことだ。

きちっと前足を折りたたんで、正面から見ると腕組みをしてあぐらをかいているような香箱座りが僕は好きだ。

この時、猫は何かの上で座りたがる。
座布団のようなものならまだしも、床に無造作に落ちている雑誌の上では、それほど暖かくもないだろうし、すわり心地もいいとも思えない。
この前ポーは、床に落ちていたB4のコピー用紙の上にきっちりと座っていた。

「それでは、少しも暖かくないだろう」と思うが、きっと彼らは少しでも高いところに居たいのかもしれない。
山猫やヒョウだった時の習性で、木の上のような高いところの方が安心できるのだろう。雑誌や紙の上では少しも高くはないけれど、習性としてそうしたい気持ちが残っていてもおかしくない。



ポーがおなかのあたりにハゲを作っていたことがあった。500円玉をもう少し大きくしたぐらいの面積で毛が抜けて、白い地肌が見えていた。

冬で寒いだろうとポーの寝床のベッドの中に電気あんか(人間用)を入れていたのがいけなかったらしい。最低の弱にしていたのだが、そのせいで低温やけどをしてしまったようだった。

ポーは暖かいこのあんかの上が好きで、ずっとその上で香箱すわりをしていたのだ。それでおなかの毛が抜けてしまったのだろう。
ハゲたあたりを確認しても少しも痛がりはしなかったけれど、それ以来、ポーのベッドの中に電気あんかを入れるのをやめにした。

ポーを両脇を持って抱き上げると、おなかの一番出っぱているあたりだけが丸くハゲて白い地肌が見えた。抱き上げないとわからないくらいのものだったけれど、ポーは心なしか情けないような、悲しそうな顔をしていた。
posted by ころすけポー at 22:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 猫の思い出 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月11日

黒猫ポーなつかしの写真集(その4)

レコードプレーヤーの上で…

はにかんだ顔のポー。

レコードプレーヤー?…そういえばそんなものがありましたねぇー、古い…
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エリザベスカラーをつけたポー
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ポーはカラーの幅を理解できないらしくて、よくぶつかっていた。
普段なら、テーブルの上に乗ってきても、コップを倒す事など絶対にないのに、このカラーをつけると、怪獣のように周りのものをなぎ倒していってしまう。
第9話 黒猫ポーの事件簿4「恐怖のたれ耳事件」より)



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トイレの中で…
トイレでおしっこが出来る猫をまねて訓練していた頃。

その結果、大小ともにトイレでするようになった。
しかも、その後自分で水を流す事も…
やがて手を洗ったり、トイレの掃除もポーがするようになった…。


(スイマセン、全部うそです。本当は、トイレに乗っかって遊んでいるだけなんです。)


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お風呂の中で
ポーの横に見えるのがお風呂でポーが水を飲む専用カップ。
古いアパートだったから、おふろの中に釜があった。この上が暖かいので、ポーのお気に入りの場所だった。

トイレとお風呂の時だけは、必ずどこからかやってきて、僕が出てくるのを待っていた。
ポーは、僕が排水口からどこかに行ってしまうと本気で思っていたのかもしれない。
戸を開けてやると、中に入ってくるようになった。
第10話 黒猫ポーの事件簿5「トイレの番人」より)



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2005年03月06日

黒猫ポーなつかしの写真集(その3)

ついに去勢手術を受ける事になった…頃


去勢手術後を終えて、こころなしか内またになった黒猫ポー。

第3話 猫の思い出 その3



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通常、猫のキン○マ袋は、3cmくらいの毛に覆われたボンボンみたいなものになっている。

かわいい毛むくじゃらな、それは、そのままキーホルダーにして女子高生が持っていてもおかしくないくらいだ。
手術後のポーは、悲しい事にその毛がきれいに剃られていた…。(本文より)

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なんてことをするんだッ!

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タバコと大きさを比べてみた…


   
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2005年03月02日

黒猫ポーなつかしの写真集(その2)

昔住んでいたアパート

ポーの運動場になっていた。

もらってきてから半年、ずっとメス猫だとばかり思っていた…
ポーも恥ずかしいだろうから、あんまりそのあたりは、見ないようにしていたのに…
(第2話 猫の思い出 その2より)

実はオス猫…


ベッドの上でくつろぐポー…

ワガモノ顔の傲慢な姿

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モノクロばかりだけど、ポーはまだ死んでしまったわけではありません。

さらに、念のため…


    

posted by ころすけポー at 10:56| Comment(0) | TrackBack(0) | なつかしの写真集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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